名牝の系譜~細い糸で繋がった命②

【ベガと武豊】

1993年1月9日 無事にデビューを迎える。


手綱をとったのは、松田厩舎所属の若手騎手橋本美純(現作田厩舎の調教助手)が務めた。


結果は、2馬身半差の2着だったが、実質調教1回で挑んだ出走だったこともあり


陣営は、逆に自信を深めた。


次走も橋本が騎乗する予定であったが、朝の調教に遅刻したため降ろされ


替わりに武豊が騎乗することになった。


2戦目は2番手追走から直線で抜け出し、2着に4馬身差をつけて初勝利を挙げた。


武はその走りに強い印象を受け、松田に「この馬、オークス勝ちますよ」と話したという。


後の武豊のあるベガを語ったコラムでこれと同じことを語っています。


(抜粋)

彼女とコンビを組んだのはデビュー2戦目でした。このときは2番手追走から直線抜け出して、最後は2着に4馬身差の圧勝。レース後、1600メートルの「桜花賞」はどうなるかわからないけど、2400メートルの「オークス」は勝てる……確かな手応えを感じたことを覚えています。



初勝利後、左前脚に異常が生じ


桜花賞の出走に間に合わないことも心配されたが


その後回復し、チューリップ賞を快勝。


続く桜花賞、オークスと連勝をし牝馬2冠馬となった。


マックスビューティ以来の16年ぶりの牝馬2冠である。


しかし、彼女が競走馬として輝いていたのはここまでであった。


この後、怪我などで不振が続き4歳夏でターフを去るのである。


武豊は、彼女が引退するまで手綱を取り続けた。


有力馬が次々と集まってくるこの頃の武豊が


最後まで彼女に乗り続けたということが


彼女への期待と信頼のあらわれだったと思うのである。

                                   つづく

誰が為に(別館)

武豊のことを適当に書いてます。よろしくお願い申し上げます。

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